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糖尿病予防の秘策

血管

隠れ糖尿病の改善方法

インスリンの働きが低下して血糖値が高くなると、糖尿病性網膜症や腎症といった合併症を引き起こします。その他にもさまざまな生活習慣病の原因となる糖尿病の進行を防ぐためには、早期発見と食事の改善が欠かせません。自覚症状が見られないうちに糖尿病の兆候を発見することで、多くの病気を予防できるのです。早期発見の目安となる検査数値として、ヘモグロビンa1cという数字が挙げられます。赤血球のヘモグロビンは体内を循環するうちに血液中のぶどう糖と結合する性質を持ちます。血液中に含まれるぶどう糖が多いほどヘモグロビンと結合する確率が高まります。ヘモグロビンa1cは糖と結合したヘモグロビンの割合を示す数値です。検査時点での血糖値よりも過去にさかのぼった正確な血糖値が示されるため、隠れ糖尿病もこの方法で発見できます。2型糖尿病患者では、膵臓から分泌されるインスリンが効きにくくなっている人が多いものです。最近になってマグネシウムにこうしたインスリン抵抗性を改善させる効果があると判明しました。マグネシウムは細胞のインスリン受容体に働きかけて感受性を高める働きを持っており、結果的に血糖値を下げてくれるのです。

マグネシウム不足を解消

ヘモグロビンa1cに表れる隠れ糖尿病も、マグネシウムの効果で改善が期待できます。糖尿病の初期段階ではインスリンもある程度分泌されているのが普通です。あとは細胞の方でインスリンをうまく取り込めれば、ヘモグロビンa1cの数値も下がっていくと考えられるのです。マグネシウムを多く含む食品としては、青のりや昆布などの海藻類と干しエビなどの魚介類がまず挙げられます。きな粉や木綿豆腐など大豆製品にも多く含まれており、海藻と大豆のサラダは理想的なマグネシウム食と言えます。抹茶や切り干し大根・そば・玄米などもマグネシウムに富む食品です。そういった食品には和食が多いため、洋食中心の食生活を送る人はマグネシウム不足が心配です。推奨されるマグネシウム摂取量は1日300mgから400mgと言われており、木綿豆腐300g分に相当します。不足しがちな人はサプリメントでもマグネシウムを補給できるので、上手に活用するといいでしょう。同じように糖尿病予防効果のあるクロムを同時配合した製品を選ぶのがコツです。ヘモグロビンa1cの値が高いと診断された人でも、こうした食事の工夫やサプリメントの有効活用で血糖値を改善できます。